ホワイトニングの効果について

2019年2月4日

ホワイトニングの効果を詳しく解説

歯の黄ばみや黒ずみといった着色は、誰にでも起こります。
歯は絶えずいろいろな刺激に晒されているため、常に白くて美しい状態を保ち続けることは難しいものです。それでも歯を本来の白さに保ちたいという方にはホワイトニングをおすすめしております。

ホワイトニングと考えたときにまず思い浮かぶのが芸能人ではないでしょうか?
最近ではハイビジョン映像が一般的になりましたし、顔を接写される俳優やタレントさんは、歯の色や歯並びにも相当な気を使っている思います。
実際に驚くほど白くて美しい歯の人が多いですね。
適切なホワイトニング処置を受けることで、そういった芸能人レベルの歯の白さを手に入れることは不可能ではありません。ただ、もともとの歯の色やホワイトニング対する感受性というのは人によって異なりますので、施術の結果もそれぞれで異なるということは知っておいてほしいと思います。

 

歯が着色する原因

歯が黄ばんだり、黒ずんだりする主な理由は、実は生活習慣が原因なんです。
日常的にコーヒーや紅茶、ワインなどを飲む機会がある人は、これらに含まれる着色性の物質が歯面に沈着しやすくなります。また、喫煙習慣がある人は、タバコに含まれるニコチンやタールが着色の原因となり、歯を黄ばませたり黒ずませたりするので、そういった習慣がある人は注意が必要です。

ホワイトニングで歯が白くなるメカニズム

歯科医院で受ける歯のホワイトニングでは、過酸化水素が含まれたホワイトニング剤を使用します。過酸化水素は衣類の漂白にも利用される強力な漂白剤であり、しつこい汚れをきれいに取り除くことが可能です。それは歯に対しても同じです。つまり、ホワイトニングで歯が白くなるのは、薬剤によって歯が漂白されるからなのです。
ちなみに、市販されているホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングジェルには、残念ながらそういった効果が期待できません。過酸化水素や過酸化尿素などが含まれるホワイトニング剤は、実は、歯科医院でしか取り扱いが許可されていないのです。

ホワイトニング効果が現れないケース

人によっては、ホワイトニングを行っても思うように歯が白くならないと言ったケースもあります。それは、着色の度合いがあまりに強かったり、歯の表面がフッ素でコーティングされていたりと、いくつかの原因が考えられます。
また、歯石が沈着していると、フッ素でコーティングされている歯と同様、ホワイトニング剤が浸透しにくくなるため、施術後のホワイトニング効果があまり期待できません。
なので、ホワイトニング前に歯石などをしっかり取ってからホワイトニングを行うのが望ましいと思います。

 

ホワイトスポットの治療にはホワイトニングが有効

歯の表面に、部分的な白濁が認められたら、それは「ホワイトスポット」かもしれません。ホワイトスポットとは、歯の表面が部分的に脱灰していたり、歯が形成される過程で栄養が足りていなかったりする場合に生じる白斑で、ホワイトスポットでお悩みの方は意外に多いのではないでしょうか?
そんなホワイトスポットにお悩みの方にも、ホワイトニングはおすすめといえます。ホワイトニングを行うことで、歯を全体的に白くし、ホワイトスポットを目立たなくさせることができます。ただし、ホワイトニングによってホワイトスポットそのものがなくなるわけではないのでご注意ください。

 

薬剤による歯の変色も改善できる

テトラサイクリン系の薬剤によって変色した歯を「テトラサイクリン歯」と呼びます。テトラサイクリン系の薬剤は一般的に使用されている抗生物質ですので、テトラサイクリン歯に悩まされている方も意外に多いのではないでしょうか?
そんなテトラサイクリン歯は、一般的な歯の着色よりも症状が強いため、歯のクリーニングや市販のホワイトニング歯磨き粉で改善するのは困難です。
ただ、歯の漂白を行うことができるホワイトニングであれば、症状の改善が見込めます。ただし、重症度が高い場合は、場合によってラミネートべニアやクラウンなどの被せ物によって補綴することを提案する場合がございますので、まずは一度お気軽にご相談ください。

 

ホワイトニングは誰でも受けられる?

ホワイトニングは、基本的に誰でも受けることができます。ただし、妊娠や授乳をしている方はホワイトニングを控えた方が良いかもしれません。ホワイトニングに使用する薬剤が胎児や乳児に対して悪影響があるかどうかが、実はまだ医学的にわかっていないので控えた方が良いかと思います。
また「無カタラーゼ症」を発症している方もホワイトニングは避けた方が良いかと思います。カタラーゼとは、過酸化水素を分解する酵素で、これが産生されない無カタラーゼ症では、ホワイトニング剤による身体への悪影響が懸念されるからです。

その他、歯の神経が死んでいる場合やクラウンなどの補綴物に対しては、ホワイトニング剤の効果が現れないため治療の対象外となります。
例外として、「ウォーキングブリーチ法」を行えば、神経が死んだ歯でもホワイトニング効果を発揮されることも可能ですので、そういった方もお気軽にご相談ください。

 

どのくらい持続するの?

ホワイトニングの持続期間は、施術法によって異なります。
歯科医院で受けるオフィスホワイトニングは、即効性が高く、短期間で歯が白くなりますが、ホワイトニング効果の持続期間は3~6ヶ月程度です。一方、専用のマウスピースを作って自宅で歯を白くするホームホワイトニングは、効果が現れるまでに時間はかかりますが、ホワイトニング効果が持続する期間は1年前後と長くなっています。

ホワイトニング前にしておくべきこと

今現在、虫歯や歯周病を発症している場合は、すぐにホワイトニング治療を実施できないことが多いです。
そういった口腔疾患があると、ホワイトニング剤による副作用が生じやすいからです。そのため、虫歯や歯周病がある人は、ホワイトニング前に治療を済ませておきましょう。

 

ホワイトニング効果を持続させるコツ

ホワイトニングによる効果は、工夫次第で長持ちさせることができます。まずポイントとなるのが着色性の食品です。歯の着色を引き起こすコーヒーや紅茶、ワインなどの食品はできるだけ摂取を控えるようにしましょう。それが難しい場合は、摂取後にお口の中をゆすぐなどして、着色を予防してください。

 

次に「タッチアップホワイトニング」を実践してみてください。ホワイトニングの効果が薄れてきたかな?と思ったタイミングで、追加のホワイトニングを行う方法です。さらに歯の定期検診を受けることで、歯垢や歯石の沈着を防ぐことができますので、より一層ホワイトニング効果の延長に寄与することができます。

 

まとめ

 

このように、ホワイトニングの効果というのは人によって大きく異なるものですが、適切な時期に適切な方法で施術を受けることで、最良の結果を得ることができます。
気になる方はまず、お気軽にご相談くださいね。

当院のホワイトニングについて

当院では、ホワイトニングで使用するホワイトニングの薬剤は「しみにくい」「歯に自然な透明感がでる」、患者様の満足度の高い国内メーカーGC社の『TiON(ティオン) オフィス』を使用しています。

また、より効果を実感して頂く為にチェアタイムを90分確保し施術にあたっております。

当院のホワイトニングについて詳しくこちら:ホワイトニングページ

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